
ポイント
- 古家付はすでに水道、ガス、電気が通っている場合が多いので、工事費が節約できる
- 土地のみは水道、ガス、電気の工事費がかかるため、結局全体で見ると高くなる可能性がある
土地のみの場合
土地のみの価格が安いので、ついつい食い付いてしまいますが、実際に細かく不動産屋に聞いていくと、土地のみだと水道、ガス、電気が全く通っていないところがほとんどです。
例えば、ここ。奈良県桜井市の土地。景色が良く桜井駅まで車で10分と近く非常にアクセスが良い場所。土地のみで300万円未満というお値段。以前は田畑だったところのようです。景色も良く広い土地でしたので、気に入ってたのですが、、、
工事関係費用を聞いていくと、水道の設置で約50万円、浄化槽(下水道)の設置で約100万円と水道だけで+150万円かかるそうです。田舎では下水道ではなく、浄化槽なるもので汚水を処理します。(浄化槽の設置は半額ほど補助が出る自治体も多いので、調べておくと良いです。)。さらに電気・ガスも必要なので、全体で150〜200万円は工事費でかかると思います。
従いまして、土地のみを検討される場合は、土地代+150〜200万円の工事費を見込んでおく必要があります。
メモ
下見の際、上下水道、電気ガス等のインフラがどこまで来ていて、およその工事費はいくらになるか確認すること!

古家付土地の場合
古家付土地は価格が高く見えてしまいますが、家があるということは、上下水道、電気ガス等のインフラがあるということ。
例えばここは土地が広大のため、約1000万円ではありますが、インフラは付いております。これだけ家屋が古かったら解体となりますが、インフラはそのまま使えるのです。従いまして、物件や土地を比べる際には、インフラ工事費約150万〜200万円を加味して比較したほうが良いと思います。
古家付土地でも注意点はあり、それは「汲み取り式」のトイレ、これはいわゆるボットン便所でして、臭いが相当気になるので、おすすめしません。もし古家付土地でも汲み取り式であれば、結局浄化槽を入れる必要があるので、ここは必ずチェックしておきたいところです。
メモ
重要:汚水処理が下水道・浄化槽・汲み取り式のどれなのか確認すること
汲み取り式についてわかりやすく解説した記事があったので、ご参照ください。

紆余曲折あり、最終的に私の土地探しは、少し予算をアップさせインフラが整っている古家付土地を探すことにしました。
まとめ
田舎での物件探し・土地探しにおいては、インフラを必ず確認する必要があり、物件土地は必ずしも安ければ良いという訳ではないです。